中国雲南省の警察当局が、同省昭通市塩津県で野生のパンダ1頭を銃で撃ち殺し、肉を売買したなどとして、計10人の身柄を拘束したと、中国メディアが13日伝えた。
警察はパンダの毛皮とその肉約10キロを押収した。DNA鑑定でパンダと確認した。雌の成獣だという。
容疑者の男2人が自宅近くの山中にいたパンダ1頭を銃で撃ち、その肉約35キロと手足の部分を4800元(約9万2千円)で売った。肉を買ったり、転売したりした人物も拘束された。
中国の一部では、熊の手を珍味として食べる習慣がある。中国でパンダは重点保護動物に指定されている。