12日夜のラッシュアワーに山東省青島市のある交差点でボランティアで交通整備をしていた女性が赤信号を無視した女性通行人とトラブルを起こし、ハンマーで女性通行人の頭を打った。
14日、地元紙「澎湃新聞」は青島市の警察当局から「殴られた女性の生命に危険はない。加害者の交通ボランティアは拘束され、事件の経緯も調査中だ」という情報を入手した。
目撃者の楊さんの話によれば、12日午後6時頃、海岸路と杭州路の交差点でジーンズを着た若い女性が赤信号を無視して横断歩道を渡ろうとした。その際に、赤いベストを着て赤い帽子をかぶった中年の女性交通ボランティアが赤信号を無視しないように彼女を制止した。この時2人は口喧嘩となり、女性交通ボランティアが突然にハンマーを取り出し、女性の頭を殴った。殴られた女性はその場に倒れ、横断歩道は血だらけになった。
その後、女性交通ボランティアは警察に連行され、怪我を負った女性も病院に搬送された。楊さんは現場にいた多数の目撃者の話として「交通ボランティアと殴られた女性は以前から赤信号の無視でトラブルが何回も起こっていた」と伝えた。
一部のネットユーザーは「交通ボランティアが“武器”を用意している時は、通行人は恐れてちゃんと道路を渡らなければならない」と書いた。また一部のネットユーザーは「交通ボランティアの法の執行を尊重すべきだが、必ず徳をもって他人を従わせるべきで、暴力を振るうべきではない」としている。